記述の基体(がらくた)

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2010/06

世の中正しいと言われることが変わり続けている。昔は当たり前だったことが今では犯罪になることもある。
極端な例で言えば、原始時代に人殺しをしても罪にならなかっただろうし、罪の意識さえもなかったかもしれない。

人間の社会で築かれた規則や概念に正解はないのだ。人間が作ったものだから、物理などの自然科学とのリンクは一切ない。経済でも、どんな政策をとればいいのかなど議論されるが、そもそも経済の仕組みや法律など世の中の仕組み自体、人間が勝手に作ったものであり、うまく機能する保証などどこにもない。

人という字は人が支えあっているとか、そこに絶対の定義を求める人がいるが、ナンセンス極まりない。そんなの人間が作ったんだから人間のサジ加減だろう。

私がよく思うのが、海外などで経験を積むと、確かに色々な文化を知り、違う環境を知ることで自国を客観的に見れたり色々、成長していると感じるが、それが本当に成長と呼べるのか。世の中を知ればしるほど昔の純粋な考えは消えていくし、毎秒変わっている自分の思考が過去の思考より優れているという根拠などどこにもない。なぜならこの世に自然科学以外正解はないから。

やはり、人間でいる以上、それ以上を求めず本能に従い、自分が楽しいこと嬉しいことに集中するべきだろう。

戦後の復興期では先進国に追いつくというはっきりしたビジョンがありみんなが分かりやすい努力ができた。
しかし現在、先進国になり暮らしにゆとりが出てきた今、真似する対象がないため、日本は指針を見失っている。日本は目標があれば世界一になれる力を秘めていると思う。海外で暮らしてもここまでストイックにまた謙虚に頑張る人々は見たことがない。たしかに上下関係などアウトプットの妨げになる面倒な風習はあるが、根性や規律を守る姿勢は世界でも強みになる。

日本はどんな国を目指せばいいのか?国をもって地球温暖化に取り組み、世界をリードしていくのはどうか。技術力で持続可能なエネルギーを国内に普及させていけば環境のためにもなるし新しい産業で雇用も増えるだろう。

現在の日本は目標がないまま、国の体制についての議論ばかりされている。目標があってこそどういった国のあり方が必要か見えてくるはずであり、必要な政策が出てくる。戦後のような分かりやすいモデルがないため、日本は今、自分からアクションを起こさなくてはいけない。

そこで世界の潮流を政治経済、文化、技術など多面的な視点で分析し、未来の世界に何が必要で、日本に何ができるのかを考えていきたい。

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