やはり人間の生において、何かに熱中するということほどよい生き方はない。なぜかといえば、それは人間存在の本質が「意味」の連続であり、その「意味」の濃度は、如何に確固とした物語を生きているかに依拠するからだ。

では、どうすれば何かに熱中できるか。それは「やりたいこと」問題にも繋がる。つまり、「やりたいこと」がない、あってもすぐ飽きてしまう、という問題だ。

この問題に対して、『メモの魔力』の著者である前田裕二氏が答えを出しており、私もかなり哲学的に考察した上で同意する。その2つは、

1.徹底した自己分析で、どういうとき辛かったとっか、どういうときに嬉しかったとかを掘ると自分がどういう自動機械か分かる。なんで大学受験が辛かったのか、努力が報われなかったのか、周りが馬鹿にしたからか、など掘り下げる。周りが褒めてくれるのが嬉しかった、等。

2.とにかくいろいろな体験をする。出会ったことないものを好きだということはない。クリケットはやったことないから好きだと思わない。とにかく何も考えずにいろいろなものに出会え。

また、幻冬舎の箕輪氏はこれにさらに以下を付け加えている。

3.ちょっとおもしろいと思ったことは思い切ってやれ。死に物狂いでやらないとだめなんだ。つまらなくなる。

私はこれにさらに2つ付け加えたい。

4.若干2と被るが、ロールモデルを探せ!ということ。これは実際探してみつかるものではないが、すごい!と心から身震いするほど尊敬するような人間に感染すると論理などすっとばしてモチベーションが湧いてくる。

5.これは「やりたいこと」探しで迷っている人に多い傾向かもしれないが、あまり別次元のことを期待しないということ。つまり、これからの生は「これまで生きてきた経験の延長線上」ということだ。これまでに例えば種別1から10のタイプの楽しみを経験したことがあれば、これからはそのそれぞれのタイプでの程度の高い楽しみは期待してよいが、タイプ11や12など新たなものがあるとは限らない。この問題は年を取れば取るほどなくなると思うが、いつまでたってもなくならない可能性もある。

以上、みなさん、まだやりたいことを探している場合はこれらをお試しください。